ソフトバンク・佐藤直樹が婚約者に暴行か 警察沙汰の裏に“女性トラブル”と崩壊した信頼関係
福岡ソフトバンクホークスの俊足外野手に何が起きたのか
白のTシャツに短パンという部屋着姿で、複数の警察官に囲まれながら焦った表情を浮かべているのは、福岡ソフトバンクホークスの外野手・佐藤直樹選手(27)だった。
この一件は、2025年3月に発生した「婚約者への暴行トラブル」であり、双方が警察に被害届を提出する事態へと発展していたことが『NEWSポストセブン』の取材で明らかになった。
現場は福岡市内にある佐藤選手の自宅マンション。
婚約者A子さんと口論になり、激しい揉み合いの末にA子さんが全治2週間のケガを負ったという。
当時、警察が出動し、佐藤選手は自らのスマートフォンから110番通報。駆けつけた警察官に取り囲まれた。
下の写真は警察から取り調べを受けている様子の佐藤直樹選手


ドラ1入団から挫折、そして復活を遂げた“鷹のスピードスター”
佐藤直樹選手は報徳学園高校を卒業後、社会人野球・JR西日本に進み、俊足と強肩を武器に注目を浴びた。
2019年のドラフトでソフトバンクホークスから1位指名を受け、「次世代のリードオフマン」として大きな期待を背負ってプロの世界に飛び込んだ。
入団当初は将来の1番打者候補とされていたが、1軍ではなかなか結果を残せず、2023年オフに戦力外通告を受ける。
それでも諦めることなく育成契約を結び直し、2024年には再び支配下登録を勝ち取った。
2024シーズンは104試合に出場し、10盗塁を記録。特に8月7日のロッテ戦で放った決勝打は、ファンの記憶にも残る劇的な一打だった。
チームのリーグ優勝に貢献し、「完全復活」と評されていた矢先の出来事だった。
婚約者A子さんとの出会いと急速な交際
佐藤選手とA子さんの出会いは2021年6月頃。共通の友人の紹介で知り合い、そこから急速に親密な関係になった。
A子さんの友人によると、当初はA子さんの方が慎重で、佐藤選手からの猛アプローチを何度か断っていたという。
「出会ってすぐに交際を申し込まれたと聞いています。でもA子は最初、断っていました。それでも彼が遠征で近くに来るたびに会いに来て、少しずつ心を開いていったようです」(A子さんの知人)
その後、2人は交際を開始。約2年後には同棲、そして婚約へと関係が進展していく。
「私が支えたい」──戦力外からの再起を見守る決意
2023年の秋、佐藤選手が戦力外通告を受けた直後、A子さんは大きな決断をした。
それまで交際を続けながらも「彼の女性関係が気になる」と悩んでいたが、「どんな状況でも支えていきたい」と心を決めたという。
「彼が育成契約を結んで再スタートを切る時期に、A子から『私がそばで支えてあげたい』と聞きました。そこから福岡で半同棲生活が始まったんです」(A子さんの知人)
そして2024年の夏、沖縄の高級リゾートホテルで佐藤選手からプロポーズ。
「手紙を添えたロマンチックな演出で、A子は涙を流して喜んでいた」と知人は語る。
暴行事件の発端は“女性からの電話”
しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。
事件が起きたのは2025年3月6日夜。
A子さんが佐藤選手のスマートフォンに届いた「見知らぬ女性からの着信」に気づいたことが発端だった。
「その電話に不信感を抱いたA子が問い詰めると、佐藤さんが逆上した。
『スマホ返せや!プライバシーやぞ!』と声を荒げ、A子の顔を押さえつけたそうです。鼻と口を塞がれ、呼吸ができないほどの状態になり、腕や顔を殴打されたと聞きました」(A子さんの友人)
A子さんはその際、咄嗟に佐藤選手のスマートフォンを投げつけたが、部屋の壁や家具が傷つき、さらに状況が悪化。
A子さんは「殺されるかと思った」と震える声で語ったという。
緊迫の110番通報 警察官が現場に突入
事件後、2人の間では激しい言い争いが続いた。
「携帯を返さないなら110番するぞ」と佐藤選手が言い、A子さんが「できるもんならしてみなよ」と応じたことで、最終的に佐藤選手が自ら通報。
その後、警察が複数名で現場に駆けつけ、室内の状況を確認した。
そのとき撮影された写真には、白Tシャツと短パン姿で動揺する佐藤選手の姿が。
現場は一時騒然とし、近隣住民も騒音に驚き通報していたという。
診断書に残された「全治2週間」の傷
取材班が入手した診断書によれば、A子さんは「顔面・左前腕・腰背部に打撲傷」を負い、《事件当日より約14日間の安静・加療が必要》とされていた。
また、A子さんの鼻の付け根には青あざと出血があり、1か月ほど跡が残ったという。
事件翌日、佐藤選手は試合に出場しておらず、チーム関係者の間でも「家庭内トラブルがあったらしい」という話が広がっていた。
3月5日のヤクルト戦には出場していたが、6日以降のロッテ3連戦には欠場している。
写真は実際の傷と診断書


双方が被害届を提出 示談は長期化
A子さんは暴行被害で警察に被害届を提出したが、佐藤選手側も「傷害・建造物損壊・器物損壊」で被害届を出した。
つまり、双方が“被害者”を主張する形だ。
現在、双方の弁護士が示談交渉を進めているが、金銭的条件などで折り合いがついていないという。
A子さんは「彼を信じて支えてきたのに、こんな形になるなんて」と、深いショックを受けている。
一方の佐藤選手側は「一方的に暴力を振るった事実はない」と主張しており、法的な争いは継続中だ。
球団のコメント「プライベートな問題として見守る」
この件について、福岡ソフトバンクホークス球団は次のようにコメントしている。
「本件について、女性との間でトラブルがあったことは把握しております。当事者間で見解の相違があり、双方ともに警察へ被害届を提出しているようです。
関係機関に委ねるべき事案と認識しており、プライベートな問題であるため、これ以上のコメントは差し控えます」
球団としては現時点で処分や契約見直しは行っておらず、今後の進展を静観する構えだ。
A子さん「もう野球は見ません」
A子さん本人にも電話で取材を申し込んだが、「何もお答えすることはありません。ただ、野球はもう見ません。テレビで流れていてもチャンネルを変えます」とだけ答えた。
その声は沈み、事件の傷跡が心にも残っていることを感じさせた。
一方で、佐藤選手の代理人弁護士は質問書に対し、「既に球団がコメントしている通り。傷害罪・建造物損壊罪・器物損壊罪で被害届を提出しております」と回答している。
ポストシーズン目前、注目される今後の動向
今季リーグ優勝を果たしたソフトバンクにとって、クライマックスシリーズ(CS)を目前に控えたこのタイミングでのスキャンダルは痛手だ。
佐藤直樹選手は守備・走塁の要として“短期決戦のキーマン”とも言われていたが、今回の件で再登録の可能性が不透明になった。
球団関係者の一人はこう話す。
「本人は練習には真面目で、グラウンド上では常に全力。チームメイトからの信頼も厚かった。ただ、プライベートでは少し派手な交友関係があり、以前から女性関係の噂はありました」
一連の報道が公になる中、チームやファンへの影響も避けられない状況だ。
佐藤直樹選手の今後──グラウンドに戻れる日は来るか
暴行疑惑が報じられた今、佐藤直樹選手は再び「試練の時」を迎えている。
戦力外通告から這い上がった経験を持つ彼にとって、今回のスキャンダルは野球人生を左右しかねない。
SNS上では、
「信じられない」「被害者の女性がかわいそう」「真相を知りたい」
といったコメントが相次いでおり、ファンの間でも議論が続いている。
彼が再びグラウンドに立ち、再起を果たす日が訪れるのか。
それとも、私生活のトラブルがキャリアに終止符を打つことになるのか。
今後の動向に、プロ野球ファンの注目が集まっている。
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