2025年11月14日、第76回NHK紅白歌合戦(2025年12月31日放送)の出場歌手が正式発表されました。
今年は紅組20組・白組17組、合計37組が出場し、そのうち初出場は紅組8組・白組2組という顔ぶれです。
テーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」、司会は綾瀬はるかさん・有吉弘行さん・今田美桜さん・鈴木奈穂子アナという布陣で、放送は例年どおり12月31日19:20〜23:45(NHK総合ほか)となっています。
ここからは、紅組・白組それぞれの出場歌手と初出場組をわかりやすく整理していきます。
紅組の出場歌手
まずは紅組から。演歌勢のベテランから、Z世代に刺さるガールズグループ、K-POP勢まで、かなり幅広いラインナップになりました。
紅組出場者一覧・出場回数リスト
※カッコ内は紅白出場回数
- アイナ・ジ・エンド(初)
- あいみょん(7)
- ILLIT(2)
- 幾田りら(初)
- 石川さゆり(48)
- 岩崎宏美(15)
- aespa(初)
- CANDY TUNE(初)
- 坂本冬美(37)
- 高橋真梨子(7)
- ちゃんみな(初)
- 天童よしみ(30)
- 乃木坂46(11)
- HANA(初)
- Perfume(17)
- ハンバート ハンバート(初)
- FRUITS ZIPPER(初)
- MISIA(10)
- 水森かおり(23)
- LiSA(4)
石川さゆりさん・坂本冬美さん・天童よしみさん・水森かおりさんといった“紅白の顔”に加え、乃木坂46・Perfume・MISIAなど、ここ数年の常連も揃っています。
そこにFRUITS ZIPPERやCANDY TUNE、aespaといった“バズり系”“K-POP・グローバル系”が入ってきていて、世代・ジャンルのバランスがかなり意識された印象です!
紅組の初出場アーティストまとめ
紅組の初出場は8組です。
アイナ・ジ・エンド
独自のボーカルスタイルとエモーショナルな楽曲で支持を集めるソロアーティスト。2024〜25年にかけてのヒット曲やドラマ主題歌などで一気に存在感を高め、その勢いのまま念願の紅白ステージに立つ形です。
幾田りら
YOASOBIのボーカル“ikura”としても知られつつ、ソロ名義の楽曲もドラマ・CMで多数起用されているシンガーソングライター。ソロでの紅白初出場となり、“物語性のあるバラード枠”として注目度が高いです。
aespa
世界的な人気を誇る韓国発のガールズグループ。東京ドーム公演の成功など日本でも人気と実績を積み重ねており、満を持して紅白デビュー。K-POP枠としてどんなステージになるか期待が集まります。
CANDY TUNE
「倍倍FIGHT!」などの楽曲でTikTokを中心にバズり、Z世代から支持されるガールズグループ。FRUITS ZIPPERと同じ“KAWAII LAB.”発のグループとして、ポップで可愛いステージが予想されます。
ちゃんみな
ラッパー/シンガーとして国内外のフェス・チャートで存在感を放つアーティスト。力強い歌唱とラップを紅白のステージでどう見せるか、音楽ファンからの注目度が高い1組です。
HANA
ちゃんみながプロデューサー、SKY-HIがエグゼクティブプロデューサーとなって始動したガールズグループオーディション番組『No No Girls』から誕生。令和の新世代を代表する存在としての紅白初登場です。
ハンバート ハンバート
男女デュオとして長年活動し、近年はNHKドラマや映画の主題歌で名前をよく見るようになった2人。温かみのある歌声とフォーク寄りのサウンドで、「年末らしいほっこり枠」としての活躍が期待されます。
FRUITS ZIPPER
「わたしの一番かわいいところ」がSNSで大ヒットし、“令和アイドル”の代表格として一気にブレイクしたガールズグループ。待望の紅白初出場で、会場全体を巻き込むかわいいステージになりそうです。
紅組はバズ×実力×ベテランがのきなみ揃っていて、ここ数年の音楽トレンドをぎゅっと詰め込んだラインナップになっています。
白組の出場歌手
続いて白組です。こちらはロックバンド・男性ダンスグループ・ソロシンガー・演歌勢と、紅組同様に幅広いジャンルが並びました。
白組出場者一覧・出場回数リスト
※カッコ内は紅白出場回数
- &TEAM(初)
- ORANGE RANGE(3)
- King & Prince(6)
- 久保田利伸(2)
- 郷ひろみ(38)
- サカナクション(2)
- 純烈(8)
- TUBE(3)
- Number_i(2)
- 新浜レオン(2)
- Vaundy(3)
- BE:FIRST(4)
- 福山雅治(18)
- 布施明(26)
- Mrs. GREEN APPLE(3)
- 三山ひろし(11)
- M!LK(初)
ロックバンド枠としてORANGE RANGE・サカナクション・Mrs. GREEN APPLE、ポップス〜シンガーソングライター枠としてVaundy・福山雅治、男性ダンス&ボーカルグループ枠としてBE:FIRST・Number_i・&TEAM・M!LKと、こちらもかなり豪華です。
さらに、TUBEが27年ぶりの紅白返り咲き、久保田利伸も約35年ぶりの出場となるなど、「懐かしさ」と「サプライズ復帰」も話題になっています!
※このほか、今年は「放送100年 紅白特別企画」として堺正章さん・氷川きよしさんの出演も発表されています。
白組の初出場アーティストまとめ
白組の初出場は2組と、紅組と比べると少なめですが、いずれも現在の音楽シーンを語る上で外せないグループです。
&TEAM
日韓合同プロジェクトから誕生し、国内外で高い人気を誇る9人組グループ。日本のアーティストとしては異例の“日韓ミリオン”を達成したことでも話題になり、その勢いのまま紅白初出場を掴みました。
M!LK
長年にわたり地道に活動を続けてきたダンス&ボーカルグループ。近年は「ビジュイイじゃん」がSNSを中心にバイラルヒットし、念願の紅白初出場に。メンバー・佐野勇斗さんがコメントで「本当にありがとう」と語るなど、ファンとともに掴んだステージになっています。
まとめ
2025年の第76回NHK紅白歌合戦は、紅組・白組ともに、ベテラン勢と若手・バズ組がバランスよくそろったラインナップになっている印象です。演歌や王道ポップはしっかり押さえつつ、SNS発のヒット曲やグローバルに活躍するアーティストまで網羅されていて、「今の音楽シーン」をぎゅっと詰め込んだ顔ぶれといえます。
紅組は、長年紅白を支えてきたアーティストに加え、SNSやTikTokで話題になったグループ、K-POP・海外でも人気の高いアーティストなど、初出場組のバリエーションがとても豊かです。「今年よく名前を聞いた」「サブスクでずっと流していた」という人も多いはずで、若い世代ほどワクワクするラインナップになっています。
白組は、ロックバンド、ダンス&ボーカルグループ、シンガーソングライター、演歌歌手まで幅広く、いわゆる“紅白らしさ”とトレンド感の両立がポイントになっています。久々の紅白復帰となるアーティストや、念願の初出場をつかんだグループもいて、世代を超えて楽しめる構成になっているのが特徴です。
出場者発表の段階でも「なぜこの人が?」「なぜあの人がいない?」という声が毎年のように上がりますが、それだけ紅白が“年末の総決算”として注目されている証拠でもあります。
大みそか当日は、推しアーティストの出番だけでなく、普段あまり聴かないジャンル・世代のステージにも目を向けると、新しい「推し」やお気に入りの曲に出会えるかもしれません。紅白歌合戦2025を通して、今年の音楽シーンをもう一度振り返りながら楽しんでいきましょう!
