K-POPガールズグループ・aespa(エスパ)が、2025年の「第76回NHK紅白歌合戦」に初出場することが正式発表されました。
紅組の初出場枠として名前が並び、「SMの次世代エースがついに紅白へ」と大きな話題になった一方で、発表直後から日本のSNSでは
- 「aespaの紅白出場停止を求めます」というオンライン署名
- 「#aespa原爆ランプ事件」「#紅白出場反対」などのハッシュタグ
が急速に拡散し、炎上状態になっています。
特に焦点になっているのが、メンバー・ニンニンさんが過去にファン向けアプリで投稿した“キノコ雲型ランプ”の写真です。
この記事では、
- なぜ「紅白出場停止を求める声」が出ているのか
- ニンニン“原爆ランプ”炎上の経緯
- オンライン署名の主張と、賛否の意見
- NHKや事務所が今後どう動きそうか
を、できるだけわかりやすく整理していきます。
aespaは紅白初出場決定のまま?
2025年紅白でaespa初出場が正式発表された流れ
2025年11月14日、NHKから「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手37組が発表されました。
紅組ではアイナ・ジ・エンド、幾田りら、aespa、CANDY TUNE、FRUITS ZIPPERなど8組が初出場として名を連ねています。
同日には、aespa日本公式サイトでも
「NHK『第76回NHK紅白歌合戦』にaespaの出演が決定しました!」
と出場決定のお知らせが掲載され、現時点では公式に「出演する予定」になっている状態です。
「出場停止が決まった」という公式発表は出ていない
一方で、X(旧Twitter)やまとめサイトでは
- 「出場停止が決まったらしい」
- 「さすがに紅白側が取り消すのでは」
といった憶測も飛び交っていますが、2025年11月時点で、NHKやSMエンタ側から「aespa出場停止」を公式に発表した事実はありません。
つまり今のところは、
- 紅白への出演は決定済み
- その一方で「出場停止を求める声」がオンライン署名やSNS上で高まっている
という段階だと理解しておく必要があります。
それでも「紅白出場停止 理由」で検索が急増している背景
検索トレンドを見ると、
- 「aespa 紅白 出場停止」
- 「aespa 原爆ランプ」
- 「aespa ニンニン 炎上」
といったキーワードの急上昇しています。
理由としては、
- 過去のBTS「原爆Tシャツ」騒動の記憶
- 戦後80年という節目の紅白であること
- NHKという“公共放送”が関わっていること
から、「今回も出演取り消しになるのか?」という関心が高まっていると考えられます。
aespaに紅白出場停止を求める声が出た理由
きっかけはニンニンの「キノコ雲ランプ」投稿再燃
炎上の発端になっているのが、aespaの中国人メンバー・ニンニンさんが2022年ごろにファンアプリ「Bubble」で投稿した写真です。
- キノコ雲のような形の照明(テーブルランプ)を部屋に飾った写真
- 「かわいいライトを買った」趣旨のコメントを添えていたとされる
この投稿自体は当時そこまで大きな騒動にはならなかったものの、
「原爆の爆発を再現した“原子爆弾モデルライト”ではないか」
と指摘する声が以前から一部にありました。
KPOPアイドルグループ「aespa(エスパ)」メンバーさん
— ゆりまか (@STEPAYURIMAKA) October 18, 2025
原爆ライトの写真に「可愛いライトを買ったよ~~~、どう?」とコメントをつけてファンアプリにあげていたことが拡散され炎上中
今後aespaは日本に来ないでくださいね https://t.co/RFmlSAsN2J pic.twitter.com/j3aRh1z9mG
紅白出場発表と同時に炎上が再燃
2025年11月14日にaespaの紅白初出場が発表されると、過去のこの投稿が日本のSNS上で再拡散されました。
- 「原爆を思わせるランプを“可愛い”と言った人たちを、戦後80年の紅白に出すのか?」
- 「司会が広島出身なのに、さすがにこれは配慮が足りない」
といった批判が急速に増え、ハッシュタグや解説動画が次々に投稿される状態になりました。
オンライン署名「aespaの紅白出場停止を求めます」の主張
炎上の流れの中で、「Change.org」上に
「aespaの紅白出場停止を求めます」
というタイトルのオンライン署名が立ち上がりました。
この署名ページの主張を要約すると、
- ニンニンが購入したランプは「原子爆弾モデルライト」と呼ばれ、広島・長崎の被爆を連想させる商品だと説明
- それを「可愛い」として部屋に飾り、写真を投稿した行為は歴史的悲劇を軽んじるものだと批判
- そのような行為をしたアーティストを、日本を代表する番組である紅白に出演させるのはふさわしくない
という論点に集約されています。
署名の文面は感情的なトーンも含んでいますが、少なくとも「出場停止を求める理由」として“原爆を想起させるライト投稿の問題性”を挙げていることがわかります。
ニンニン「原爆ランプ」炎上の経緯を時系列で整理
①2022年:Bubbleで「キノコ雲ランプ」写真を投稿
- 2022年ごろ、ニンニンさんがファン向けアプリ「Bubble」に自室の様子を投稿
- その中に、爆発の瞬間のキノコ雲を模したような置き型ランプが写っていた
- コメント欄では「ライトがかわいい」といった雰囲気で紹介されていたとされる
当時は国外の一部サイトで話題になった程度で、日本で大きな炎上にはなっていませんでした。
②商品が「原子爆弾モデルライト」と紹介されていたと指摘
その後、このランプとみられる商品が通販サイトで
- 「atomic bomb lamp」
- 「原子爆弾モデル」
などの名前で販売されていることが指摘され、
「広島・長崎の被害を想起させるデザインを、可愛いインテリアとして扱うのは無神経では」
という批判が出始めます。
ただし、
- ニンニン本人がどこまでその背景を理解していたのか
- 購入の際に商品名や説明をどれだけ認識していたのか
については、現時点で本人や事務所から詳しい説明は出ておらず、外部から断定することはできません。
③2025年:紅白出場発表と同時に日本で再燃
紅白初出場が報じられた11月14日以降、過去のスクリーンショットや商品ページの画像が日本語圏SNSで一気に共有され、
- 「#aespa原爆ランプ事件」
- 「#aespaの紅白出場取消を求めます」
といったハッシュタグがトレンド入りするほどの拡がりを見せました。
同時に、YouTubeやブログでも経緯を説明する動画・記事が次々と投稿され、炎上は“紅白問題”へとシフトしていきます。
批判派が指摘しているポイント
「原爆を想起させるものを“可愛い”と言ったこと」への強い違和感
出場停止を求める側の主な論点は、
- キノコ雲ランプが原爆を連想させるデザインであること
- その商品が「原子爆弾モデル」として売られていたとされること
- それを“かわいい”インテリアとして紹介した点
の3つです。
特に、
- 広島・長崎で多くの市民が犠牲になった歴史を思い出す人が多いこと
- 戦後80年という節目の年の紅白であること
から、「さすがに今回は笑って流せない」という声も目立ちます。
「戦後80年の紅白」×「被爆地ゆかりの司会・出演者」という文脈
一部メディアやコメンテーターは、今年の紅白の構図にも注目しています。
- 2025年は、広島・長崎への原爆投下から80年の節目
- 紅白のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」とされ、“平和”や“世代を超えたつながり”がキーワード
- 司会やトリ候補に、被爆地・広島や長崎ゆかりのタレントやアーティストが多く名前を連ねていると報じられている
その中に、「原爆を想起させる投稿で議論になっているアーティストを並べること」に違和感を覚えるという意見が、署名活動の追い風になっている側面もあります。
BTS「原爆Tシャツ問題」との比較も
また、2018年にBTSのメンバーが原爆を描いたTシャツを着用していたことで、
- 「ミュージックステーション」など日本の音楽番組出演が見送られた
- 紅白出場も“内定から落選したのでは”と報じられた
といった前例があるため、今回のaespaにも同様の判断を求める声が出ています。
「BTSの時は取りやめたのに、aespaはそのまま出演させるのか?」という“整合性”の問題として語られるケースも多いです。
擁護派・冷静派の主な意見
「ニンニンが原爆ライトだと認識していた確証はない」
一方で、署名活動やバッシングに対して疑問や懸念を示す声も少なくありません。
- 「ランプを原爆モデルと認識していたのかは分からない」
- 「単に“雲のライト”としてデザインがかわいいと思った可能性もある」
といった指摘が、XやQ&Aサイトなどで複数見られます。
「悪意や差別意識があったと断定するには材料が足りない」という立場です。
「商品自体が普通に販売されている」という指摘
また、問題となっているランプ自体は海外通販サイトなどで普通に子ども部屋用ライトとして販売されているという指摘もあります。
- デザイン的に“ポップなクラウドランプ”として認識されている国や層もある
- 日本側の歴史的背景を知らないまま使ってしまうケースもあり得る
という“文化のギャップ”を踏まえ、「即座に人格攻撃に走るべきではない」というスタンスです。
「署名という形での“公開処刑”に違和感」という声も
さらに、オンライン署名そのものに対して
- 「署名サイトを使った“炎上の増幅装置”になっているのでは」
- 「感情的な文面で個人を名指しで非難するのはやりすぎ」
と懸念する声も出ています。
もちろん、被爆地出身者や被害に思い入れのある人が不快に感じるのはもっともですが、
「感情的な怒りをどう表現するか」については、ファン・視聴者の間でも意見が分かれていると言えそうです。
NHKや所属事務所はどう動く?今後の対応予想
NHKに求められている“説明”のポイント
過去のBTS騒動でもそうだったように、NHKがどう判断し、どのように説明するかが大きな焦点になります。
視聴者から見れば、
- 出場させるなら → その判断基準や理由
- 出場を見送るなら → 何を問題とし、どこまでを重く見たのか
について、ある程度の説明がないとモヤモヤが残ってしまいます。
ただし、紅白の出場歌手選定についてNHKは毎回「総合的判断」としか語らないことが多く、具体的な理由を細かく説明しない傾向があります。
今回も、
- 出場は予定通り
- もしくは、ギリギリでの変更
となった場合でも、詳細な“裏事情”が公表されるとは限りません。
aespa側がコメント・説明・謝罪を出す可能性
もう一つのポイントは、aespa側がどこまで説明するかです。
- ニンニン本人またはグループとして、問題となった投稿についてコメントを出すのか
- 「意図はなかった」「配慮が足りなかった」などの説明や謝罪をするのか
過去には、BTSが原爆Tシャツ問題で「意図せず傷つけてしまった」と日本のファンに向けてコメントを発表した例もあります。
今回も、炎上が世界的なニュースレベルにまで広がれば、SMエンターテインメントやaespa側が何らかの対応を取る可能性は十分にあります。
「出演取りやめ」になるかは現時点では不明
最終的に
- 紅白本番までに炎上がどこまで広がるのか
- NHK・事務所が視聴者の声と国際的な評価をどう天秤にかけるのか
によって、出演の可否が決まっていくと考えられます。
少なくとも現時点では、
- “出場停止が確定した”わけでもない
- “絶対に何も起きずそのまま出る”とも言い切れない
という、非常に不安定な状況だと言えるでしょう。
デマ・過激な中傷には注意
「出場停止決定」「反日確定」など断定的な噂には要注意
SNSのタイムラインを見ていると、
- 「もう出場は取り消されたらしい」
- 「aespaは反日グループだ」
といった確定情報のような書き方をしている投稿も少なくありません。
しかし、
- 出場停止については公式発表なし
- ニンニン本人の“意図”についても、現時点で詳細な説明は出ていない
ため、断定的な表現で決めつけるのは危険です。
情報ソースを確認する簡単なコツ
トレンドブログを書く立場としても、こうした炎上ネタを扱うときは特に
- 公式サイト・公式SNS(NHK・アーティスト側)
- 信頼性の高いニュースメディア
- 署名サイトやSNS投稿は“主張の一例”として扱う
という順番で、情報の重みづけを意識しておくと安全です。
署名サイトやXの投稿は「こういう意見がある」という紹介に留め、事実と意見を分けて書くのがポイントになります。
ファン・アンチの対立を煽りすぎないことも大事
また、aespaのファンと、今回の件に批判的な層が真っ向からぶつかる形になると、
- 本来の論点(歴史認識・表現の配慮)
- 今後、同じような問題を起こさないために何が必要か
といった“建設的な部分”が見えづらくなってしまいます。
トレンド記事を書くときも、
- ファンの気持ち
- 被爆地や歴史に思い入れのある人の気持ち
両方に一定の配慮をしながら、「何が起きているのか」を整理していく姿勢が求められていると感じます。
まとめ|aespa紅白出場停止をめぐる議論はどこへ向かうのか
最後に、この記事の内容を簡単に整理します。
- aespaは2025年紅白歌合戦への初出場が正式決定しており、現時点で出場停止の公式発表はありません。
- しかし、メンバー・ニンニンさんが過去に投稿した“キノコ雲型ランプ”の写真が再び注目され、「原爆を想起させるライトを可愛いと紹介した」として強い批判が噴出しています。
- その流れの中で、Change.org上には「aespaの紅白出場停止を求めます」というオンライン署名が立ち上がり、戦後80年の紅白にふさわしいかどうかが議論の的になっています。
- 一方で、「ニンニンが原爆ライトだと認識していた確証はない」「ランプ自体は海外で一般的に売られている」といった擁護・冷静派の意見もあり、世論は真っ二つに割れている状態です。
- NHKやSMエンタが今後どのような判断・説明を行うかはまだ見えておらず、出演継続・出場見送りどちらの可能性もゼロではないといった状況だと言えるでしょう。
今後、この事件を見ていくうえで、NHK・aespa・事務所、それぞれがどんなメッセージを出していくのか。
この問題をきっかけに、エンタメと歴史・表現の配慮をどう両立させるかを考えるきっかけにもなりそうです。
aespaの紅白出場はどうなってしまうのか、今後も目が離せません!
