伊原六花さんといえば、元・登美丘高校ダンス部キャプテンとして「バブリーダンス」で一躍注目され、その後は女優として着実に活躍の幅を広げてきました。
そんな伊原六花さんが、4股!?っと思った人もいるんじゃないでしょうか。
安心してください、伊原六花さんは4股しておりません。
ドラマ『シコふんじゃった!』で披露した美しすぎる四股(しこ)が「足の上がり方が異次元」「体幹が強すぎる」と話題になり、SNSでも視聴者の驚き、話題となりました。
この記事では、
- なぜ伊原六花さんの四股が絶賛されたのか
- その裏にあった本気の役作りとは何か
- 四股が作品にどう効いていたのか
を、分かりやすい流れでまとめていきます。
ドラマ『シコふんじゃった!』とは?
1992年映画の30年後を描く“青春どすこい”コメディ
『シコふんじゃった!』は、周防正行監督の名作映画『シコふんじゃった。』(1992年公開)の30年後を舞台にした続編ドラマです。
映画版と同じく、廃部寸前の大学相撲部が舞台ですが、時代に合わせて“現代版の青春スポ根コメディ”としてアップデートされ、笑いと熱量が共存する作品になっています。
配信日・話数・スタッフ・キャストの基本情報
本作はディズニープラスのオリジナルドラマとして2022年10月26日から独占配信され、全10話構成。
総監督は映画版と同じ周防正行さんで、制作も映画版に携わったアルタミラピクチャーズが担当しています。
主人公は、卒業のために相撲部に入ることになった大学4年生・森山亮太(葉山奨之さん)。
そしてヒロインとして相撲部を支えるのが、伊原六花さん演じる“大庭穂香”です。
伊原六花が演じた大庭穂香とはどんな役?
女子相撲部ただ一人の現役部員という設定
伊原六花さんが演じる大庭穂香(おおば ほのか)は、教立大学相撲部のたった一人の現役女子部員。
地元のわんぱく相撲で男子に混ざって勝ち上がってきた経験を持ち、大学でも相撲一筋で生きている実力者です。
“人生音痴”だけど相撲一筋、芯の強いヒロイン
ただ、穂香の魅力は強さだけじゃありません。
相撲以外のことは壊滅的に不器用で、生活面や人間関係ではちょっとポンコツ。
公式サイトでも、相撲以外はからきしダメな人生音痴と説明されるキャラです。
でも、だからこそ相撲に対する真っすぐさが際立ちます。
OBに認められなくても一人で部を守り続けてきた努力家で、主人公・亮太を厳しく鍛えつつ支える、まさに作品の“熱の中心”になっていました。
「伊原六花の四股が美しい」と言われる理由

ダンス出身ならではの柔軟性と体幹
伊原六花さんの四股が一目で違うと言われた最大の理由は、
ダンスで鍛えた柔軟性と体幹の強さです。
四股は「足を高く上げればOK」ではなく、
- 腰を落とした姿勢のまま
- 片足にしっかり重心を乗せ
- 股関節を開き、ブレずに足を上げる
という、地味にめちゃくちゃ難しい動作なんですよね。
伊原さん自身も、ダンス部時代の体幹トレーニングの経験があったことで、比較的早い段階から安定した四股が踏めたと語っています。
四股は“片足重心+股関節”が難しい動き
さらに伊原さんが強調していたのが、四股は片足に重心を寄せてバランスを取るのが難しいという点。
足を上げる高さだけでなく、フォームのキレ、軸の安定、踏み込みの強さまで揃って初めて“美しく強い四股”になります。
要は、
「柔らかさ」と「強さ」を同時に見せないと四股は成立しないんです。
伊原六花さんの四股は、まさにこの両方が揃っていたからこそ、視聴者の目を奪ったわけですね。
視聴者・関係者の絶賛コメント
実際、ドラマ放送後は
「四股が美しすぎる」
「足がピンと伸びてて惚れた」
といった声が続出!
さらに、朝ドラ『ブギウギ』で伊原さんが四股を踏むシーンが出た際には、視聴者から
視聴者千代の富士並みに脚が上がる!
と驚きの反応が出たほどです。
イベントでも、共演者やゲストのなかやまきんに君が「美しい四股」を絶賛しており、作品の象徴的な見どころとして認識されていました。
四股のための本気の役作りと稽古内容
撮影2か月前から週3の相撲稽古+筋トレ
伊原六花さんの四股が演技を超えていると言われるのは、
裏側の準備がガチだったからです。
伊原さんは撮影約2か月前から、
- 週3回の相撲稽古(四股、すり足、鉄砲、股割りなど基礎)
- 週2回の筋力トレーニング
を組み合わせて本格的な体作りを開始。
「役のために初めて肉体改造をした」とも語っていて、最初は腕立てすら難しかったのが、最後はベンチプレスを上げられるレベルにまで到達したそうです。
現場でも毎回100回以上四股を踏む徹底ぶり
しかも稽古が終わってからが本番。
撮影現場では、毎回100回以上四股を踏む練習を継続し、共演者やスタッフも一緒にウォーミングアップとして四股を踏んでいたとのこと。
四股って、踏めば踏むほどフォームの微妙なズレが出るので、
鏡で確認しながら“美しさの精度”を毎回詰める必要があります。
伊原さんも「とにかく四股を仕上げないと」と意識して、鏡の前でフォームをチェックし続けたと話しています。
7kg増量で体を作り、パワーと迫力を獲得
そして最大の驚きが、体重を約7kg増量して役に挑んだこと。
ただ太ったのではなく、筋肉と脂肪を両方つけて、女子相撲部員としての下半身のどっしり感と圧を作ったわけです。
この肉体作りがあったからこそ、
ドラマの四股には「バレエ的な美しさ」だけじゃなく、
土俵を踏み抜くような迫力と強さが同居していたんですよね。
四股はなぜ重要?
四股の本来の目的(足腰強化・神事・体幹トレ)
四股は相撲の基本中の基本。
本来は、
- 腰・膝・足首を鍛える足腰トレ
- 股関節を開き、体幹を整える体作り
- 邪気を踏み払う神事的な意味
などを持つ動作とされています。
つまり四股って、
「相撲の入口」でありながら、
「力士としての体と心を作る根っこ」でもあるんです。
作品テーマ「まっすぐな努力」と四股のリンク
『シコふんじゃった!』自体が、
「夢中になれるものを見つけた若者が、仲間と汗をかいて変わっていく」
という王道の青春ストーリーです。
そこでヒロイン・穂香が踏む四股は、
ただの“準備運動の演技”じゃなく、
努力の象徴として画面に立ち上がっていたんですよね。
四股が美しい=穂香が積み重ねてきた年月や、相撲への執念が伝わる。
伊原六花さんの四股がドラマの芯を支えた理由は、ここにあります。
いまも続く“美しい四股”の反響と伊原六花の今後
朝ドラや大相撲中継で再注目された四股
伊原六花さんの“美しい四股”はドラマだけで終わりませんでした。
2023年の朝ドラ『ブギウギ』で相撲シーンが出た際、視聴者が即座に『シコふんじゃった!』を連想し、「やっぱり四股が綺麗すぎる」と再注目。
さらに2024年にはNHKの大相撲中継にゲスト出演し、四股や相撲へのコメントが「説得力ある」と話題に。ドラマでの経験が本物寄りの知識と身体感覚として評価されました。
俳優・伊原六花にとっての武器になった理由
伊原六花さんの強みは、
身体表現で感情と説得力を乗せられることです。
ダンスで培った「見せ方」と、
相撲稽古で身につけた「力の出し方」が合わさって、
“美しいのに強い”という独自の表現になった。
これって俳優としてかなり希少な武器で、
今後もスポーツ系・身体表現系の作品で重宝されるタイプです。
『シコふんじゃった!』は、その代表例として長く語られる作品になりそうです。
伊原六花の四股 まとめ
伊原六花さんの四股が「美しい」と絶賛されたのは、
単に柔らかいからでも、ダンス経験があるからでもありません。
- 撮影2か月前から相撲稽古と筋トレを積み重ね
- 現場でも毎回100回以上四股を踏み
- 7kg増量して女子相撲部員としての体を作り
- 鏡の前でフォームを磨き続けた
この本気の役作りと努力が、美しさと迫力を両立した四股を生んだわけです。
だからこそ視聴者は、
「四股の一瞬だけで相撲への本気度が伝わる」
と感じて心を掴まれました。
伊原六花=四股が美しいという印象は、これからも彼女の代表的な魅力として残っていきそうですね。
今後も伊原六花さんの活躍に注目です!
