【徹底検証】milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」は似ている?共通点と違いを音楽的に解説

milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」は似ている?共通点と違いを音楽的に解説

最近、ボーイズグループM!LKの「イイじゃん」と、K-POPガールズグループaespaの「Whiplash」
「ちょっと似てない?」「雰囲気が同じ系統!」とSNSで話題になっています。

どちらも中毒性の高いダンスチューンなので、続けて聴くと“似ている感”を覚える人がいても不思議ではないですよね。

この記事では、どこが「似ている」と言われているのか、逆に「ここは全然違う」というポイントを、できるだけわかりやすく整理していきます!

目次

milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」が「似ている」と話題になっている理由

結論 「似ている」と感じるポイント・感じないポイント

先に結論からまとめると、こんなイメージです。

▼「似ている」と感じやすいポイント

  • どちらもテンポ感の良いダンスナンバー
  • ビートがしっかりしていて、ノリ重視のサウンド
  • サビのフレーズが耳に残る“中毒系”の曲構成

▼「いや、別物でしょ」と言いたくなるポイント

  • 楽曲ジャンルのベースが違う(J-POPアイドルポップ vs EDM/テクノ寄りK-POP)
  • 歌詞の世界観・メッセージ性がまったく別方向
  • ボーカル・コーラスの重ね方やサウンドの厚み

つまり、ノリの良いダンス曲”という大きな枠では似ているけれど、細かく見ていくとかなり個性が分かれているというのが冷静な見方かなと思います。

「似ている」と検索されるようになった背景

「イイじゃん」は、配信リリースやテレビ番組のタイアップ、TikTok・ショート動画で一気にバズって、
「#イイじゃん」「#ビジュイイじゃん」系の動画が大量に出てきました。

一方でaespaの「Whiplash」も、EDMベースの攻めたサウンド、シンプルなセットで魅せるミニマルなMV演出
が海外メディアでも取り上げられ、「2024年を代表するK-POPの1曲」として評価されています。

この「SNS・MV・ショート動画でのバズり方が近い」という共通点も、「似ている」と話題になる要因の1つと言えそうです。

らすまる

ショート動画だと掴みのある曲がバズりますよね。

milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」の基本情報まとめ

milk「イイじゃん」はどんな曲?リリース情報・コンセプト

  • アーティスト:M!LK(ミルク)
  • 形態:シングル曲として配信リリース
  • 再生時間:3分18秒のテンポ良いダンスチューン
  • タイアップ:「bbt music selection」オープニングテーマ などで起用
  • 作詞・作曲:Kanata Okajimaさん、山本隼人さん らのタッグ

歌詞は、落ち込んでいる相手を「それでイイじゃん」と肯定して背中を押す、ポジティブな応援ソングという雰囲気です。
サウンド的には、明るい王道J-POP×ダンスミュージックという印象で、
サビのフレーズが何度もリピートされる“耳残りの良さ”が特徴になっています。

SNS上では「ビジュイイじゃん」企画なども話題になり、
メンバーのルックス・ダンスと曲のノリの良さがかけ合わさって一気にバズった楽曲と言えます。

aespa「Whiplash」はどんな曲?収録アルバム・世界観

  • アーティスト:aespa(エスパ)
  • 収録作品:5thミニアルバム『Whiplash』のタイトル曲
  • ジャンル:EDMベースのダンス曲/テクノ〜ハウス寄りのサウンド
  • 特徴:速いベースラインとハウスビート、ミニマルなトラックに中毒的なトップライン

歌詞の世界観は、
「自分たちのスタイルで前に進む」「周りに振り回されず突き抜ける」といった、
aespaらしい強気で自信に満ちたメッセージが中心になっています。

MVも話題で、真っ白な空間をメインにしたミニマルな映像で、
“広告のようなシンプルさ”と“モデル並みのビジュアル”を前面に押し出した作品として、海外メディアからも高く評価されています。

ジャンル・テンポ・構成をざっくり比較

  • テンポ感:どちらも中〜やや速めのBPMで、ダンスしやすいスピード感
  • ジャンルの軸
    • 「イイじゃん」…J-POPアイドルの王道ポップ+ダンス要素
    • 「Whiplash」…EDM/テクノ・テックハウス寄りのクラブサウンド
  • 構成
    • イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ、といったポップスの基本構成は共通
    • ただし、aespa側はブレイクやビートの抜き差しが多く、クラブミュージックらしい作り

このあたりを踏まえると、
「表面的なノリや構成は近いけれど、音作りの方向性は結構違う」という印象です。

milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」が「似ている」と言われるポイント

メロディラインやサビの雰囲気が似ている?

2曲とも、サビ頭のインパクトが強いタイプのど頭キャッチー曲です。

  • いきなり印象的なフレーズが来て、耳に残る
  • サビ部分のメロディがシンプルで覚えやすい
  • 何度か同じフレーズを繰り返す構成

この“シンプル×リピートで中毒にさせる”スタイルは、
K-POPでもJ-POPでもここ数年のトレンドなので、
「Whiplashっぽい」「イイじゃんっぽい」と感じやすい要因になっていそうです。

リズム・ビート感・トラックの共通点

ビートが前に出ているダンスチューンという意味では、かなり近いところがあります。

  • キック(ドンドンというバスドラ)の存在感が強い
  • サビでビートとベースがぐっと前に出て、身体を揺らしたくなる
  • 低音がしっかりしていて、イヤホンやスピーカーで聴くと気持ちいい

そのため、
「イントロ〜サビにかけての盛り上がり方」や「体が勝手に動く感じ」が似ている、
と感じる人も多いはずです。

曲全体の空気感・ムードの近さ

どちらの曲も、

  • 聴くとテンションが上がる
  • ポジティブで前向きなムード
  • ライブやイベントで映えそうな“お祭り感”

という点では共通していて、
プレイリストに並べて流すと“同じ系統の曲”として違和感なく聴けるタイプの楽曲だと思います。

逆に「ここは違う」milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」の相違点

歌詞のテーマ・メッセージ性の違い

「イイじゃん」

  • 落ち込んでいる相手を励ます、寄り添い系の応援ソング
  • 「そのままの君でイイじゃん」「一緒に前を向こう」系の温かいメッセージ

「Whiplash」

  • 自分たちのスタイルを貫く、自信と挑戦の宣言
  • 「自分たちが基準だ」「振り回される側ではなく、揺さぶる側になる」といった強気なスタンス

このように、
イイじゃん=誰かを励ます“優しいまなざし”
Whiplash=自分たちを誇る“強い眼差し”
という方向性の違いがあります。

ボーカルスタイル・コーラスワークの違い

  • M!LKは、それぞれの声質の違いを活かしたJ-POP的ハーモニーが中心で、
    聴きやすくポップにまとまっている印象です。
  • aespaは、エッジの効いたボーカル+厚めのコーラス/ダブルボイスで、
    EDMトラックとの相性を重視した作りになっています。(

同じアイドルグループのダンス曲でも、
声の処理や重ね方でかなり別物に聴こえるのが面白いポイントです。

ダンス・振付の方向性の違い

  • 「イイじゃん」…
    • ファンも真似しやすいキャッチーな振付
    • かわいさと爽やかさを重視したJ-POP寄りのダンス
  • 「Whiplash」…
    • 腰や首の動き、ラインの出し方がポイントになる、よりスタイリッシュなK-POP的振付
    • MVでも“ランウェイ感”“モデルウォーク”のような魅せ方が多い

ダンス面だけ見ると、
イイじゃん=わかりやすく盛り上がれる真似しやすいダンス
Whiplash=プロのダンススキルを堪能する見て楽しむダンス
というくらい方向性が違って見えます。

milk「イイじゃん」とaespa「Whiplash」に対するSNSの声

SNS上の反応をざっくりまとめると、こんな傾向があります。

「似ている」と感じるファンの意見

  • 「テンポ感とかサビのノリがちょっと似てて、続けて聴くと気持ちいい」
  • 「プレイリストに並べると同じ系統のダンス曲って感じ」
  • 「どっちも中毒系だから、“似ている”ってより“同じくハマるタイプの曲”って印象」

“曲単体というより、聴いたときの体感が似ている”という意見が中心です。

「全然別物」という意見や擁護の声

  • 「ジャンルからして違う」「Whiplashの方がEDM寄りで攻めてる」
  • 「イイじゃんは完全にJ-POPアイドルポップだから、方向性は全然違う」
  • 「世界観も歌詞も違うから、単純に『パクリ』とかは言うべきじゃない」

このように、
“似てる=すぐパクリ認定”ではなく、“テイストが近いだけで別の作品”と冷静に見ている人も多い印象です。

今後の楽曲の受け止められ方への影響

むしろこうした議論が起きることで、

  • 両方の曲を聴き比べる人が増える
  • J-POPリスナーがK-POPに、K-POPリスナーがJ-POPに流れてくる
  • 「似ている/似ていない」をきっかけに音楽的な視点で語るファンが増える

など、ポジティブな相乗効果も生まれているように感じます。

まとめ

共通点・違いのポイントおさらい

共通点(“似ている”と言われやすい要素)

  • ダンスしたくなるテンポ&ビート感
  • サビが中毒的で、何度も聴きたくなる構成
  • MVやパフォーマンス込みでバズりやすいタイプの曲

違い(“別物”として楽しめるポイント)

  • 楽曲ジャンルのベース(J-POPポップス vs EDM/テクノ寄りK-POP)
  • 歌詞のテーマ(寄り添い系の応援 vs 自信に満ちた宣言)
  • ボーカル・ダンス・MV演出の方向性

トータルで見ると、
「同じ時代の“バズるダンス曲”というジャンル感は似ているけれど、音楽的にはちゃんと別作品」
と考えるのが、一番しっくりくるのではないでしょうか。

それぞれの曲がおすすめな人・シーン

  • 「イイじゃん」がおすすめな人
    • 元気を出したい、誰かに励まされたい
    • 明るくてキャッチーなJ-POPが好き
    • ライブやイベントで一緒に踊って盛り上がりたい
  • 「Whiplash」がおすすめな人
    • クラブ系・EDM寄りのK-POPが好き
    • カッコいいビートとスタイリッシュなMVを楽しみたい
    • 作業用BGMとしてテンションを上げたい

どちらの曲も、プレイリストに入れておくと気分を上げたいときに大活躍してくれるはずです。
「似ている・似ていない」論争も楽しみつつ、
それぞれの良さを味わいながら聴き比べてみてください!

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